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2006年06月29日

極意 かわら版=40=

梅雨の中休み、うれしいような・・・
農家の方達にしたら、もう少し雨が降ってくれないと作物の生育が心配なことでしょう。

戸隠も今日は一日ホントに暑かったです。でも観光客の方は一様に「ここは涼しいね~風が気持ちいいし、丁度いい具合・・・」。
ここに住んでいる私達にしたら十分暑いんですが、「暑い暑い」なんて贅沢かもしれません。

明日からはまた梅雨空が戻ってくるみたいです。
明日行われる、「夏越の大祓い」の時は晴れていて欲しいものです

2006年06月28日

新メニューの紹介!!

一日一日と夏に向かっているこの季節にお勧めの一品が登場しました。それは・・・
えびの天ぷら入りの「辛味大根の冷たいおろし蕎麦」

使われている「辛味大根」は戸隠在住の野池良一さん作。これはNPO法人「べとの会」からの肥料で作られているんです。
実はこの肥料、戸隠にあるお蕎麦さん・旅館・山小屋などから集められた生ごみをサイロで肥料にすることに成功。この肥料がとても質が良いんだとか・・・夏にはその肥料で作った夏野菜の即売会もあって待ってないと買えない位。

是非一度ご賞味アレ・・・

2006年06月26日

極意 かわら版=39=

パラパラと雨が降ったり、時折日が差したり、はっきりしないお天気の一日だった戸隠でした。

そんな中、今月末に迫った「夏越の大祓い」の準備を始めました。
=ちなみに「夏越」とは夏を越す、と言う意味。つまり残りの半年を元気に何事も無く過ごすための大祓い、って意味です=
それは、この行事に欠かせない「茅の輪」を作って当館の玄関前に取り付けること。大きな輪に刈ってきたばかりの萱を何重にも巻きつけて形を整えていきます。これを輪の形を崩さないように取り付けるのが中々大変で・・・今回はまあまあ上手くいったかな?
この作業が終わった頃、様子を見に来た大女将(御歳90歳、今も元気でお庭の草取りに余念がありません)が、「今年も皆に作ってもらって、幸せだ」と独り言。その表情がなんとも言えず柔らかで穏やかで、いつまでも元気でいてほしいなぁ・・・と思いました。

DVC00028-5.JPGちょっと写真が小さめですが、中々の出来栄えです!!

DVC00027-7.JPG「オオバギボシ」山菜ですが、こちらは硬くてまずそうなので観賞用です

2006年06月25日

極意 かわら版=38=

何とかお天気がもってくれた週末でした。

この週末戸隠はイベントがいくつかありました。
①津村信夫を偲ぶあじさい忌
当館の裏山に津村信夫の文学碑があります。「戸隠の絵本」と言う本の中の一説が書かれています。
これはその昔、津村氏が戸隠のとある宿坊で執筆活動をしていた時の話がモチーフになっていて、その時の詩の一部です。その津村氏を偲んで開催されました。
DVC00027.JPG  小さくて読めないですね・・・この周りはにアジサイが咲くんです。

②朗読と音楽を楽しむ夕べ
詩人の谷川俊太郎氏と文化庁長官・河合隼雄氏を迎えて絵本の朗読とピアニストの河合さんも加わってピアノとフルートの演奏もあります。今年で8回目を向かえるこの会は毎年盛会で、チケットも毎年完売・・・
知る人ぞ知る会です。興味がおありの方は当家までご連絡ください。

梅雨の時期ですが、お天気さえ良ければ爽やかで暑すぎず寒すぎず気持ちがいいものです。

2006年06月23日

極意 かわら版=37=

先日、研修旅行ということで静岡県は浜名湖方面へ行ってきました。
梅雨の中休みなのか、おかげさまでお天気には恵まれました。が!暑い。。。
湖畔を吹く風は少しは涼しく感じても、じとーっと汗が。富士山でも拝めれば救われたものの、この時期は富士山が一番見ることが出来ないとか・・・

今日の戸隠はとにかく涼しい!!そして爽やか!!
日差しが少々きつくても、それに勝る風の心地よさ、答えられません。。。
明日もお天気、よさそうです。

2006年06月19日

極意 かわら版=36=

梅雨入り早々中休みかと思うくらい良いお天気で、涼しい風が一日中吹き抜けていた戸隠でした。

初夏を迎えて山の花々も青や紫の夏らしい鮮やかな色をつけ始めています。
またまたお花図鑑アップしました。タイトルをクリックしてください。

神社の鳥居前の大広場では7月29日午後1時から行われる「柱松神事」の準備として、お焚き上げをする為の場所に御幣が立てられていました。とても神聖な場所で復活するお祭りを是非ごらん頂きたいです。

     DVC00028-4.JPG

DVC00027-5.JPG 白い「九輪草」は赤い九輪草に比べて弱いので、そのうちに赤くなってしまうとか・・

DVC00028-3.JPG 自分で種を落としてどんどん増える「十二単」

DVC00029-2.JPG  こちらも自分でどんどん増える「ひめしゃが」・・但し草取りはこまめに・・・

DVC00029-3.JPG  「おだまき」正式名はわからなくて。。。でも、この色はとても珍しいとか


 

2006年06月18日

生粉打ち蕎麦販売終了。

期間限定で販売させて頂いておりました、当店特製そば粉100%の「生粉打ち蕎麦」は、本日6月18日をもちまして終了させて頂きました。

今までは冬季限定・4月頃までという短い期間のみの販売でした。が、もっと多くのお客様に長い期間生粉打ち蕎麦を味わって頂けないものかと、製粉方法を工夫し販売延長にこぎつけました。
お蔭様で、たくさんのお客様に堪能していただけたのでは?と思っています。

新蕎麦が収穫できた秋頃、また販売を開始させていただきますので、それまで暫しお休みを頂きたいと思います。

2006年06月16日

極意 かわら版=35=

昨日からの大雨がうそのように今朝は蝉が一生懸命に鳴いていました。

今日は飯綱講(いいづなこう)という、祭事がありました。といっても、12件の神主さんのお家だけで行われているのですが・・・
飯綱講とは、飯綱山(いいづなさん)という神様のご神体を当番のお宅にお届けする行事で、12件の社家(神主さんのお家のことをこう呼びます)で一年間順番にご神体をお預かりして、毎年6月に次の当番のお宅に12人の神主さん達が総出でお運びするわけです。
そのご神体をお運びするときには「オンチラクラヤソワカ」という御神言を大声で唱えながら道中を行くのです。
が、なかなかシラフでは大声を出しながら道中を練り歩けないので、神事を済ませ直会(なおらい・・・神様と飲食を共にすること・・・)でお神酒を少し?頂いて、神がかったところで次のお宅へ出発する、というわけです。
その声はなんとも説明が出来ません、毎年のこととは言え地元の人も珍しがって見物しています。
写真を・・・とも思ったのですが、ご神体を写すのは気が引けたのでやめました、あしからず・・・

2006年06月15日

イベントのお知らせ

来月7月15日から11月23日まで、日本刺繍協会主催による「源氏物語ゆかりの花展」が開催されます。

源氏物語中に出てくるゆかりの花々を一針一針丁寧に縫い上げた作品ばかりです。文化財に指定された建物は勿論、当館の至るところに展示をする予定です。
入館料はお一人様800円です。
また、展示を記念してピアノとフルートのミニコンサートの演奏会も開催されます。こちらのチケット料金はお昼付でお一人様3000円、開演は午後2時、当館のご神前で始まります。

お問い合わせはお気軽に。。。

          DVC00027-4.JPG

2006年06月14日

極意 かわら版=34=

梅雨入りしたというのに、朝から蝉が一生懸命鳴いていて日差しが強い戸隠でした。

こういう日は当館のスタッフにはある楽しみが。それは・・・美味しい美味しいそばソフトを主がご馳走してくれることなのです\(^0^)/
そのソフトは「奥社の茶屋」という戸隠神社奥社の道端にあるお蕎麦屋さんで販売していて、他のお店の追随を許さないくらいの美味しいソフトなのです。そばの香ばしい香りと、そばで作ってあるのにもかかわらず舌触りがとても滑らか、そしてとてもあっさりしているのです。おまけになんといってもコーンがハニーコーンを使っているから言うことなし!!です。

写真を載せようと、気がついたときにはその形はすでに無く・・・食べるほうが忙しくて・・・

戸隠へいらっしゃったときには是非一度、この「そばソフト」をご賞味あれ。

2006年06月11日

極意 かわら版=33=

先週は関東・甲信地方も入梅しました。
当たり前ですが、はっきりしないお天気が続いていて、つい2・3日前の爽やかなお天気が懐かしいですね。。。

先日、お得意様がご主人様とご一緒にご来店くださいました。ご主人様はお蕎麦をお変わりされて一言「上手い。。。何がこんなに違うんだろう・・水かな?」「はい、お水美味しいんですよ。」と申し上げたのですが、改めて考えてしまいました。
私達はここに住んでいて毎日当たり前のようにこの水を飲んでいますが、やっぱりこんなに美味しいお水が蛇口をひねっただけで、そのままま飲めるというのは本当にありがたいことで、とても貴重な事なんですね。
人間の体は70%が水で構成されているくらいですから、お水に過敏に反応するのも無理の無いことなのかも知れません。
たかが水、されど水。侮ること無かれ・・・です。

2006年06月08日

極意 かわら版=32=

朝から暗い、雲行きの怪しいお天気の戸隠でした。
空は厚い雲に覆われていました。そのせいか気温が中々と上がらず、6月とは思えない風の冷たさでした。。。。先日のヒョウの被害でしょうか、ツツジはすっかり花が落ち、新緑の、若くて柔らかい葉は、傷つき、落ちていました。
そんな中長野市街地の小学生たちが飯綱山へ登るために大型バスに乗って当館の前を通り過ぎ登山口へ向かって行きました。その子供たちのなんとも浮かない表情を見て、自分もあんな頃は登山が嫌だったな・・・と昔を思い出しては小学生を見送った、そんな朝でした。

2006年06月06日

極意 かわら版=31=

青空が広がって気持ちの良い風が吹いていた朝でした。
一日中お天気持つのかと思っていたら、夕方から急に空が暗くなり、ポツポツとあたり始めたかと思うとものすごい夕立・・・一旦小康状態になったのかと思いきや!?今度はなんとヒョウがこれまた物凄い勢いで降り始め、あれよあれよと積もってしまい、まるで雪のようでした。

昨日満開になったツツジの花もヒョウに激しく打たれてしまい、中庭も雪化粧していました。
嵐が去ると気持ちの良かった風は冷たい風に変わっていました。
入梅が近いのかもしれません・・・・

DVC00028-2.JPG  淡いピンクのツツジが綺麗に咲きました

DVC00027-3.JPG  今は6月です。雪が降ったみたい・・・

2006年06月05日

極意 かわら版=30=

爽やかな初夏の風が吹き抜けた、気持ちの良い一日でした。

山菜も第二ステージに入りました。たらの芽・こごみなどが終わり、次はイラクサ・もみじがさ・竹の子が出始めました。
前回のブログで「食文化」云々の事を話題にしたのですが、長野県はこの時期特に「さばの水煮の缶詰」の消費が全国一になるとか。それは・・・「竹の子汁」(お味噌汁)。これをいただくときには「さば缶」が欠かせないからなんですねぇ~。でも仕込が中々と手間がかかる。皮を剥いて節の硬いところは捨てて柔らかいところだけを使うので、実際口に出来る部分は全体の半分だけ。それに採るのがとにかく大変!!だからとても貴重な食べ物なんです。

お味噌の味がしみ込むまで柔らかく煮込んだ竹の子汁、食べると‘きゅっきゅっ‘と音がする・・・
最高です。

2006年06月03日

極意 かわら版=29=

全国的に真夏日のような陽気の一日でした。
夜になっても戸隠は15度近く気温があって、ツツジも一気に満開になりました。

今日お客様と、「ざざむし」と「蜂の子」の話になりました。長野県人は皆食べてるんでしょ?とのこと。
戸隠は長野県の「北信地区」にあたり、この地区は「ざざむし」「蜂の子」を習慣的に食べることはないという事、海に比較的近いので、海の食べ物が手に入りやすい事、などお話しました。
「長野県は広いんですね・・・」と、お客様。処変われば云々。きっと私の知らない食文化があって、奥が深いな、と思いました

2006年06月01日

極意 かわら版=28=

今日はさすがの戸隠も暑い一日でした。やっと早朝の神社も寒く感じなくなってきたようです。

今日は戸隠神社中社の月並祭(決まった日にちに行われるお祭りのこと)でした。4月25日から始まって10月1日まで毎月一日と決まっています。朝の6時30分から神事が始まってその後は、岩戸開きの神話に基づいたお神楽が奉納されます。このお神楽を舞っている人達は全員が中社の旅館のご主人で、神主さんです。もちろん当館主も・・・
今日は比較的暖かかったのでいいのですが、4月・5月の月並祭は体が寒さで硬直してしまうほどです。真夏だって朝の神社境内はひんやりしてますから。
そういえば、今日午後下界(長野市街地)に下りました。むせ返るような暑さにビックリ!!戸隠へ帰る道すがら、一坂登るごとに風が涼しくなっていきました。「あ~涼しい・・・」と大きな独り言を言っていました。
この涼しさ、格別ですv(^д^)v