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極意通信NO101

今日は神道の世界の「喪中」のミニ知識。

神道の世界では、「死」を穢れた事だと考えます。
また、亡くなった方は「御霊(みたま)様」となってその家の守り神になる、とされています。

その穢れを払い清める大事な行事が「大祓い行事」、
通称『五十日祭(さい)』と言います。

これは、仏教でいうところの四十九日の法要に当たる、とお考え頂くと
少しわかり易いかと思います。

私たち神職を含め、当家の家族はこの『五十日祭(さい)』が終わらなければ
神明奉仕をする事は愚か、神社の境内地内に入ることすら許されません。

当然、当家のご神殿のお扉もそれがすむまでは固く閉ざされ、毎夕毎朝、当館主が
行っていた「お勤め」もすることが出来ません。

来る10月2日、五十日には満たないのですが、繰り上げて五十日祭が当館で
催行され、大女将は当家の守り神となり、私たちも晴れて日常生活に戻れる、という訳です。

朝のお勤めに参加をご希望頂いているお客様には、大変申し訳ございませんが
しばらくの間ご迷惑をおかけいたします事を、なにとぞご理解とご了承くださいますよう、
お願い申しあげます。